日本人なら知っておきたい!ぐるぐる渦巻の謎

魂に栄養を与える香りの習慣
ひふみお香アカデミー☆椎名まさえです。

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突然ですがクエスチョンです!

市販の蚊取り線香の渦巻きは、
表の面を中心から見ると右巻き? 左巻き?
どちらかわかりますか?

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渦巻き型の蚊取り線香ですが、
その生みの親となったのが、
「金鳥」ブランドで知られる
大日本除虫菊株式会社の創業者
上山英一郎氏です。

除虫菊に虫よけの効果があると知り、
棒状の約20cmの蚊取り線香「金鳥香」を
生み出したのが始まりだそうです。

ところが、約20cmの棒状の蚊取り線香は、
燃焼時間は約40分が限界・・・
蚊が来襲する深夜には
燃え尽きてしまうことが難点でした。

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線香の長さを伸ばすと
燃焼中に倒れやすくなり、
火事のもとにもなりかねません。

そこで、上山氏の妻・ゆきさんが
「渦巻き」というアイデアを提案したのが
渦巻の始まりです。

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昭和時代に入ると、他メーカーでも
渦巻き型の蚊取り線香の生産が始まり、
手巻きから型抜き機械による
成形に移っていきました。

そうした中、大日本除虫菊では
長きにわたって手巻きの成形でした。

ようやく機械成形へ移行しましたが、
ここで、渦巻きの一大変化が起きたのです!

人間は右利きが多いので、
手巻きの時代の渦は自然に右巻きとなりましたが、
他メーカーでは機械化されてからも昔に習い、
右巻きの蚊取り線香を生産していました。

しかし、
機械化で他に後れをとった大日本除虫菊は、
同じ右巻きでは面白くないと、
機械化をきっかけに、
渦巻を左巻きに変えたそうです。

ということでクエスチョンの答えは、

「金鳥ブランド」は「左巻き」
「他のブランド」は「右巻き」でした。

蚊取り線香の渦巻きにまつわるお話……
いかがでしたか?

火を灯す昔ながらの蚊取り線香は、
日本の夏の定番として
風情を感じますね。

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今日もありがとうございました。