人知も及ばない不思議な力

魂に栄養を与える香りの習慣
ひふみお香アカデミー☆椎名まさえです。

先日、
ひふみお香アカデミー講座を受講中の生徒さんが
私、あんまりお腹がすかないんです。

それに、消化力がだんだんなくなってきたみたい・・・
と話されていました。

ところが、お香作りをすると、
お腹が減ります。

午前中にレッスンすると、
グーグーお腹が鳴るんです。

なぜなら・・・
お香の原料は、香木だけでなく、
漢方薬に使われているものが多いから
消化器系に、ものすごく作用します。

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特に健胃作用に優れているものが多いため
香りを嗅ぐだけで、内臓の働きを活性化し、
体温や血圧などを整えます。

料理に使えば、スパイス
薬に使えば漢方薬、
香りを楽しむために使えばお香。

どうりで、お腹が減るわけですね。

漢方薬は、
奈良時代に、中国の高僧・「鑑真和上」が
処方を伝えたと言われています。

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唐の時代に日本へ渡ろうとした鑑真ですが、
皇帝が鑑真を惜しみ
日本に行くことを許しませんでした。

そこで、ひっそりと計画しましたが、
密告や悪天候などで、五度も失敗。

さらに・・・航海中に激しい潮にさらされて
失明までしてしまいました。

天平勝宝5年(西暦753年)、
六度目の渡航でやっと来日を果たしたのです。

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まさに命がけです!

鑑真は、漢方の処方、
お香の原料と調合技術を伝えました。

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他に鑑真がもたらしたのは、仏教の貴重な経典
香木や香料、数々の薬草類。

それらは、仏教儀式で使うだけでなく
医薬品としても大変貴重なものでした。

なぜなら・・・
神々がことのほか愛する香料植物には
人知の及ばない不思議な力が宿っており
人の病をも癒すと考えられていたからです。

お香作りや漢方薬が
今の日本でも使われているのは
鑑真さんのおかげです。

唐招提寺の奥には
鑑真さんのお墓があります。

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奈良に行くことがありましたら
ぜひ、行かれてみてください。

今日もありがとうございました。