永遠の命を求めて!ミイラからのメッセージ

 

魂に栄養を与える香りの習慣
ひふみお香アカデミー
椎名まさえです。

 

昨日は、古代エジプトの人々の
死生観の話でしたが、
今日は、ミイラについてのお話です。

 

沈んでは昇る太陽を神とした
古代エジプトの人々にとって
死は単なる終わりではありませんでした。
 

肉体が死んでも魂は甦り、
永遠に生き続けると信じていたので
「ミイラ」の技術が発達したのです。

 

 

ミイラ作りは、まず遺体を洗浄します。
 

その後、ミイラ作りの神アヌビスと助手、
呪文を読み上げる担当や包帯巻き、
遺体の切開と内蔵の取り出しを
担当するものなどがミイラを作ります。

この時心臓は、
人間の知性・感情・意識などが
宿るものと考えられ、
あの世で甦るために
必要だと考えられていました。
 

 

 

その他の内蔵は乾燥処理され、
カプノス壷に入れられました。

 

写真はウィキメディア・コモンズ より

 

ミイラは、ヤシ酒、
すりつぶしたスパイスの混ぜもので
内部を完全に洗います。
 

 

そして、大量の香料が使われ、

没薬(ミルラ)、桂皮(シナモン)などの

香料が詰められたと言います。

 

この時、乳香(フランキンセンス)は
使われなかったようです。

 

 

乾燥期間が終了すると、
遺体には数回にわたって
香油が塗られました。

 

特に、
王族のミイラには貴重な香料が使われました。

 

そして、驚いたことに
ヨーロッパでペストが流行した時には
香りがペストなどの
伝染病から身を守る手段とされたため、
香料がふんだんに使われていた
ミイラが「長寿の薬」として
高値で取引されていたそうです。

 

香料がいっぱい含まれた
ミイラは・・・
薬にもなっちゃうなんて!!!

 

スゴすぎ!

 

次回は魂の甦りのための
薫香についてお話します。

 

次回の電子書籍リリースは
18日頃を予定しています。

もう少しお待ちください。

 

今日もありがとうございました。