ロウソクの火はあの世とこの世の架け橋

魂に栄養を与える香りの習慣
ひふみお香アカデミー☆椎名まさえです。
 

東京などの一部地域では
もうお盆ですね。

 

お盆にお線香をあげますが、
お線香には、

・自分の身とその場を清める

・仏さまに良い香りを捧げる

という意味があります。

 

そして、お線香をあげるときには、
ロウソクに火を灯します。

 

このロウソクには
とても大事な役目があります。

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日本において、
ロウソクの歴史はとても古く、
天照大神を祀っていた
太陽信仰の頃からと言われています。

 

当時は、電気が無かったため、
儀式を行う際には、
暗闇を明るく照らすために
ロウソクが使われていました。

 

ロウソクは暗闇を照らし、
邪気を払い、周囲を浄化し、
幸福を運んでくる力があると
信じられていたのです。

 

 

では、なぜ・・・
お仏壇にロウソクを灯してから
お線香を焚くのでしょうか・・

 

仏具に、三具足(みつぐそく)という
3つの大切なものがあります。

 

香・花・灯

香は「香炉」

花は「花瓶」

灯は「ロウソク立て」

 

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三具足の中の「灯」は、
あの世からこの世への誘導灯となるため、
ロウソクに火を灯します。

 

ロウソクの灯りがあることで
ご先祖様が道に迷うことなく、
現世に帰って来られるようにとか、
私たちの姿を、ご先祖様によく見てもらう
という意味があります。

 

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ロウソクの火が
あの世とこの世との架け橋の役目を
果たしてくれるのです。

 

いかがですか~
普段から仏壇にお線香を供える時には
ぜひ!
ロウソクに火を灯してくださいね。

 

あ、そうそう。

ろうそくの火を消す時に、
口で吹き消すという行為は、
タブーなこととされています。

 

口から出る人間の息は、
穢れたものとか、
不浄のものであるとされていますので、
火を消す際には、
手のひらを上から下に動かして、
ロウソクの火をそっとあおいで消します

 
 
 
今日もありがとうございました。